斎藤吾朗(さいとうごろう)先生による手刷りシルクスクリーン版画作品をインターネットで通信販売するカタログページです。
斎藤吾朗先生は1973年、ルーヴル美術館にて日本人として初めて『モナ・リザ』を公認模写した作家です。斎藤吾朗先生の版画作品は近年、ルーヴル美術館館長室やオルセー美術館にも収蔵されました。
気分は浮世絵師

敗戦直後の何もない日本に生まれた私は、絵を描くことが大好きだった。壁や柱、襖など、家中の落書きを母はいつも褒めてくれた。母の喜ぶ顔見たさに、大きくなったら絵描きになろうと思うようになった。進駐軍がもたらす自由な雰囲気の舶来文化に憧れ、小学生の頃から油絵を描くようになった。やがて念願のパリに留学し、逆に日本の文化の深さを認識した。
大学の卒業時に「浮世絵の日本洋画及び斎藤吾朗への影響」という大それた題名の論文を書いている。日本の絵画市場では稀な、庶民の中で生まれ育った浮世絵がいつも気になる存在だった。封建制の下、抑圧されながらも庶民が育んだ浮世絵のささやかな喜びとおおらかなユーモアを、私も油絵で表現しようと努力していた。
大学院生の時、学部に版画科ができたので、潜入してシルクスクリーンの技法を学び、以来、年賀状等で自分なりの刷り方を研究した。シルクスクリーン版画は下絵描きから製版、多色刷りまで、すべての工程を自分自身でこなすことができるので、納得のいく追求ができる。油絵とは一味違った表現を体験し、油絵の方よりもより良い展開ができるようになった。
1986年、ニューヨークとボストンで初めて油絵と版画の個展を開いた時、多くの人たちからシルクスクリーンの技術が高度だと認められ、ハーバード大学芸術学部で特別講義も頼まれた。独学で、油絵制作の合い間に粗末な機材で作ってきた版画もかなりの数になった。どの作品も、身の周りの風物や人々から頂いた日々の感動を、私なりに昇華させたものばかりである。現代の浮世絵師の気分で、これからも版という空間を刷り重ねていきたい。
斎藤吾朗
〔図版(上)=ライトテーブルの上でシルクスクリーン版画用原画シートを描く斎藤吾朗先生〕
〔図版(下)=スキージー(ゴムへら)でシルクスクリーン版画を刷る斎藤吾朗先生〕
パリ・テルトル広場(青)

税込販売価格:97,000円(1枚シート価格)
パリ・テルトル広場(赤)

税込販売価格:97,000円(1枚シート価格)
ジヴェルニー 睡蓮池のモネ

税込販売価格:39,000円(1枚シート価格)
オーヴェール・ゴッホの教会

税込販売価格:49,500円(1枚シート価格)
風にあそぶ

税込販売価格:97,000円(1枚シート価格)
おばあさんのジャズ(『斎藤吾朗版画集』付きです!)

税込販売価格:33,000円(『斎藤吾朗版画集』付き)
一色大提灯祭り・火入れ

税込販売価格:97,000円(1枚シート価格)
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