ギャラリータマミジアムにおける2007年のトピックスとニュースをご紹介します。
馬渕貴子油絵作品展|牧野浩紀講師による木版画凹版ばれん摺り講座|武田州左先生と加藤鉦次先生|ココロを伝える木版画展|渡辺昌哉展|小玉裕子銅版画展|木版画凹版ばれん摺り講座|もくはん倶楽部木版画展|今西英雄展(1)(2)(3)(4)|松永知久展(1)(2)|第2回多摩美愛知の会展が開幕|木版画家の菅原はじめ先生がご来廊|現代版画100選展|栃久保操展|杉本一文原画展|鈴木康生展(1)(2)(3)|猪飼正先生による銅版画メゾチント技法製版実演会|野辺田紀子展(1)(2)

馬渕貴子油絵作品展
たったひとつのすべてのすべて
27日(木)〜1月6日(日)、午前11時〜午後6時、名古屋市中区錦3丁目のギャラリータマミジアム(栄駅、電話052・957・3603)。
ブラジル留学後、高校の英語教諭やフリーの翻訳家などの経歴を持つ愛知県在住の洋画家。固定した作風はなく、自らの経験や感性を通して作品を描く。「ただ在る神性」=写真=など油彩48点を展示。2日休み。
〔朝日新聞2007年12月26日(水)夕刊「展覧会」より〕

馬渕貴子油絵作品展―たったひとつのすべてのすべて
1月6日まで、中区錦3のギャラリータマミジアム(052・957・3603)。スペインの風景や人物などを描いた絵画48点。
〔朝日新聞2007年12月25日(日)朝刊「ギャラリー散歩」より〕

11月24日(土)と25日(日)、「ココロを伝える木版画展」が開催されているギャラリータマミジアムの会場内において、木版画凹版ばれん摺り実技講座が開催されました。講師には日本版画協会準会員で神奈川県在住の牧野浩紀先生をお招きし、2日間で約40名の受講生の方々に制作のヒントとコツを懇切丁寧にお教え頂きました。
この講座は当初24日の一日だけの開催予定でしたが、申し込み希望者が後を絶たず、牧野浩紀先生にご無理をお願いして名古屋に一泊して頂き、翌25日も開催して頂いたものです。
講座終了後、参加者の一人から、「木版画でこんなに生き生きとした線が表現できるとは思わなかった。今後はもっと研究して、自分の作品に活かしてみたい。」と意欲的な感想が述べられると、牧野浩紀先生はこれに応えるように、「もし次回があれば、今度は応用編として、更なる凹版刷りの技術や楽しさをお伝えしたい。」と述べ、次回開催への意欲を示しながらこの講座を締めくくりました。2日間で3回にわたって開催されたこの実技講座は、どの回も定員を超えるまでとなり、盛況のうちに閉幕となりました。 (写真右:牧野浩紀先生))

11月22日(木)午後、創画会会員で日本画家の武田州左(たけだくにさ)先生が、来年ギャラリータマミジアムで開催する個展の打ち合わせのため、当画廊にお越しになりました。
武田州左先生は1962年東京生まれ。現在、名古屋造形芸術大学(2008年度より「名古屋造形大学」と名称変更)で客員教授、多摩美術大学では准教授としてもご活躍され、東京と名古屋を慌ただしく行き来されているタフな先生です。
そんな武田州左先生が作品制作の根底に据えているテーマは、「命」。2004年に当画廊で開催した三人展でも、サブタイトルは「いのち」でした。さて来年はいったい、どのような「命の輝き」が並べられるのでしょうか。是非、お楽しみに・・・。
また、時を同じくして名古屋造形芸術大学教授の加藤鉦次(かとうしょうじ)先生がお越しになりました。加藤鉦次先生は授業の一環として、学生さんたちをタマミジアムに引率して来られたそうです。せっかくでしたので皆さんと歓談し、このような記念写真を撮らせて頂きました。
(写真中央:武田州左先生、写真右:加藤鉦次先生)

ココロを伝える木版画展〜匠の技と世代を超えて
24日〜12月8日(水曜は休み)午前11時〜午後6時、名古屋市中区錦3のギャラリータマミジアム(052・957・3603)。
萩原真樹さん=写真は「潭(たん)」=ら木版画家22人の「ココロ」に焦点を当てた作品約55点。
〔朝日新聞2007年11月22日(木)朝刊愛知総合「展覧会」より〕
展覧会のご案内
このたびギャラリータマミジアムでは、金山にあるレストラン「eオリエンタルバンケット」様と共催で、渡辺昌哉展「刻限の光景2007」を開催致します。
コンセプトは、「芸術を目で楽しみ、秋を味覚で楽しむ」。昨年ギャラリータマミジアムで初個展を開催した独立美術協会会友の渡辺昌哉先生が、新作7点を含む計10点を出品し、レストランの壁面をモノトーンで描かれたドラマティックな作品で飾ります。
eオリエンタルバンケットChefご自慢の料理と共に、アートについて語り合う、至上のひと時をお過ごしください。
渡辺昌哉展-開催概要

小玉裕子銅版画展
8日(木)〜17日(土)、午前11時〜午後6時、名古屋市中区錦3丁目のギャラリータマミジアム(栄駅、電話052・957・3603)。
エッチングとアクアチントの技法を使ったモノクロ作品を手がける。
植物を連想させるモチーフと人体を組み合わせ、心の奥深くにひそむ言葉にならない感情や感覚など、人間の内面世界の表現を追及する。
過去5年間の作品から24点を紹介=写真。
見る人が特定のイメージに縛られないよう、あえて体の一部分しか画面に描いていないという。14日休み。
〔朝日新聞2007年11月7日(水)夕刊「展覧会」より〕
木版画凹版ばれん摺り講座の参加受講者受付を終了
去る10月5日(金)から木版画凹版ばれん摺り講座の参加受講者を募集しましたところ、わずか5日間で定員を超えるまでのご応募を頂くことができました。お申し込み頂きました皆様方には、心から御礼申し上げます。
なお、第1部第2部とも受付は終了させて頂きましたので、何卒ご了承くださいますよう、お願い申し上げます。

第10回もくはん倶楽部木版画展が開幕する前日の10月3日(水)午後6時から、展覧会会場内で前夜祭パーティーが開催されました。
パーティーにはもくはん倶楽部の中心となってご活躍されている吉田正樹先生をはじめ、作品をご出品された諸先生方など合わせて25名が参加し、それぞれの作品を前にしてこの1年の仕事ぶりを語り合いました。
前夜祭は賑やかな歓談の後、今回初めてご出品された先生方のご紹介が行われ、ベテランの先生方から歓迎の辞が贈られました。
その後は吉田正樹先生による中締めの挨拶が行われ、もくはん倶楽部の今後の益々の発展とこの展覧会の成功を祈念して、午後7時半頃、盛況のうちに閉会となりました。
〔写真=2007年10月3日(水)もくはん倶楽部木版画展前夜祭パーティー風景〕

今西英雄展の2日目にあたる9月21日(金)、展覧会場内において、今西英雄先生による作家挨拶の言葉が述べられました。今西英雄先生は挨拶の中で、「本展は一つの節目。今後は新たな画境を求めるべく、挑戦の道筋は見えている。」と述べられ、早々と「画遊仙人」としての新たな決意と意欲が示されました。これに対し、会場内のたくさんの方々から激励の言葉が寄せられました。
〔写真=2007年9月21日(金)今西英雄展会場風景より〕

今西英雄 「濃彩パステルの世界」
20日(木)〜25日(火)、午前11時〜午後6時、名古屋市中区錦3丁目のギャラリータマミジアム(栄駅、電話052・957・3603)。
京都市芸大で日本画を専攻し、愛知の県立高校で教えるかたわら風景画に取り組んできた。 淡い色調とは一味違う濃密なパステル画を自ら「濃彩」と名付け、特に水にまつわる風景を題材にしてきた。
04年に退職し、取材旅行で訪れた中国の桂林や蘇州、鳥鎮、紹興など、水郷を描いた34点を紹介する=写真。
〔朝日新聞2007年9月19日(水)夕刊「展覧会」より〕
今西英雄 「濃彩パステルの世界」−蘇州水郷を旅して

25日までの午後11時〜午後6時、名古屋市中区錦3のギャラリータマミジアム(052・957・3603)。
今西さんが旅した中国の風景をパステル画で描いた作品約30点。
〔朝日新聞2007年9月20日(木)朝刊「展覧会」より〕

今西英雄 濃彩パステルの世界
20日〜25日、中区錦3のギャラリータマミジアム(052・957・3603)。中国・蘇州水郷を旅したときに見た風景を描いたパステル画。
〔朝日新聞2007年9月18日(火)朝刊「ギャラリー散歩」より〕
心の風景描いた36点 洋画家 松永さん 名古屋市で個展

洋画家の松永知久さん(五六)=愛知県一宮市今伊勢町=の個展が八日まで、名古屋市中区錦のギャラリータマミジアムで開かれ、心象風景を描いた作品三十六点が並んでいる。
松永さんは一水会で活動した後、現在はボンデザール会員。カルチャーアカデミー岐阜新聞・岐阜放送イオン大垣教室などで講師を務めている。
一水会佳作賞を受賞した「北欧の町」と同じノルウェーの風景を描いた絵画などを展示。油彩のほか、日本画材と水彩を混ぜた「にかわ絵」で独自の表現を試みた。ほかにも、女性や人形をモチーフに、具象と心に浮かんだイメージを融合させた世界を描いている。
松永さんは「夢に出てくるような、心の残像風景を描きたい」と話している。
(箕浦由美子)
〔岐阜新聞2007年9月1日(土)岐阜地域版より〕
松永知久の世界展〜心の残像風景

30日〜9月8日(5日は休み)の午前11時〜午後6時、名古屋市中区錦3のギャラリータマミジアム(052・957・3603)。県出身の松永さんが描いた油彩画「笛を吹く少女」=写真など約35点。
〔朝日新聞2007年8月23日(木)愛知総合版より〕
第2回多摩美愛知の会展オープニングパーティーを開催
7月28日(土)、第2回多摩美愛知の会展が開幕しました。展覧会初日にあたるこの日は午前11時の開廊とともに、たくさんのお客様が会場を訪れました。
そして会場では午後5時から、たくさんの関係者が参集する中、多摩美術大学校友会愛知支部総会が開催されました。総会は愛知支部事務局を務める下山直子による司会進行のもと、支部長である石田琴次先生が支部長挨拶を行ったり、監査役の稲垣敏彦先生が監査報告を行ったりするなど、議事は式次第通り滞りなく進行し、議案はすべて可決承認されました。
その後は午後6時からオープニングパーティーが開催され、会場には一時40名以上の関係者が押し寄せました。賑やかなオープニングパーティーは、世代とジャンルを超えた親睦と交流の中でお互いの作家活動について語り合ったり、情報交換が行われたりして盛り上がりを見せました。そして午後8時、パーティーは石田琴次支部長による愉快な中締めの挨拶で散会となりました。
このオープニングパーティーに駆けつけてくださいました多摩美術大学卒業生の皆様をはじめ、関係者の皆様、美術ファンの皆様、そして最後までこのパーティーの運営にご協力頂きましたスタッフの皆様に、心から御礼申し上げます。ありがとうございました。また来年もどうぞ、よろしくお願い申し上げます。

イーハトーブの木版画家
現代版画100選展第2幕に作品をご出品頂いた木版画家の菅原はじめ先生が7月12日(木)、岩手県から飛行機で会場に駆けつけてくださいました。菅原はじめ先生は岩手県生まれ。現在は宮沢賢治の故郷である花巻市を活動の拠点として、作品を制作されています。
菅原はじめ先生の作風には、岩手県という環境から生み出された土俗性のようなものが表現されていて、故郷に対する敬愛の念、そして故郷をあとにした人々が抱く望郷の念が込められているようです。作品に投影されたこれらの思いは、作家がパリへ留学した経験を踏まえたことにより、更に強固なものへとなったのでしょう。
今回の展覧会には、やはり岩手県生まれの詩人、石川啄木の詩をヒントに制作された板目木版画作品2点を含む、計4点が出品されました。菅原先生は、石川啄木や宮沢賢治が故郷である岩手に感じていたものと、今現在菅原先生ご自身が感じている故郷への思いを重ねながら、自分なりの解釈で、その内面性を詩情豊か表現している木版画家です。今後も是非、ご注目ください。

現代版画100選展
30日〜7月14日(水曜は休み)の午前11時〜午後6時、名古屋市中区錦3のギャラリータマミジアム(052・957・3603)。
21人の作家による木版画、銅版画、色彩銅版画=写真=は小浦昇さんの『SLENDER SNOUT 2』=、リトグラフなどの創作版画約100点。
〔朝日新聞2007年6月28日(木)朝刊愛知総合版より〕

栃久保操展
7日(木)〜17日(日)、午前11時〜午後6時、名古屋市中区錦3丁目のギャラリータマミジアム(栄駅、電話052・957・3603)。
愛知県豊橋市の画家。ろうやチタン、岩絵の具、着物の帯地など、様々な素材を使った絵画を制作する。幼少期を過ごした奥三河の自然に思いをはせた「鬼MANDARA」シリーズ=写真=をはじめ、チョウや魚群などをモチーフにした新作約40点を展示。
赤、青、黄を基調に、生きとし生けるものを愛らしい表情で描いた。13日休み
〔朝日新聞2007年6月6日(水)夕刊より〕

杉本一文原画展
21日(土)〜29日(日)(祝)、午前11時〜午後6時、名古屋市中区錦3丁目のギャラリータマミジアム(栄駅、電話052・957・3603)。
角川文庫から出版された横溝正史の探偵小説「金田一耕助シリーズ」の表紙をはじめ、装丁や挿絵などを手がけるイラストレーター。
今展は、金田一シリーズから「犬神家の一族」「八つ墓村」などの原画約40点を紹介=写真。小説の怪奇な世界をほうふつさせる作品が並ぶ。「生と死」などをテーマに描いた銅版画約20点も。25日休み。
〔朝日新聞2007年4月18日(水)夕刊より〕

年輪も図柄に木口版画
棟方記念版画大賞展で記念大賞を受けた版画家、鈴木康生さんの作品展が、中区錦三、玉水ビル二階、ギャラリータマミジアムで開かれている。十一日まで、入場無料、水曜休み。
鈴木さんの作品は、ツゲやナラ、ツバキといった堅い樹木を輪切りにし、年輪の出た面を磨き上げて精密な図柄を彫り込む「木口(こぐち)版画」。女性の横顔にカメレオンや古代魚、チョウ、バラの花などを配し、非日常的な世界を醸し出す。わざと年輪を残し、図柄の一部として味わいを出した作品もある。
鈴木さんは鳥取県生まれで、現在は春陽会会員。同画廊を経営する玉水屋の下山直子さんは「生命の始まりと終わりを根源に見すえた作品。爬虫(はちゅう)類や魚たちの動きや表情が生き生きと表現され、引きつけられますね」と話していた。
〔図版:非日常的な世界を醸し出す鈴木さんの木口版画=中区のギャラリータマミジアムで〕
(神谷正之)
〔中日新聞2007年2月6日(火)朝刊より〕

鈴木康生展-木口木版画の世界
3日(土)〜11日(日)、午前11時〜午後6時、名古屋市中区錦3丁目のギャラリータマミジアム(栄駅、電話052・957・3603)。
木を輪切りにし、その断面に絵柄を彫る木口(こぐち)木版画に取り組む作家。自身が飼っているカメレオンや熱帯魚のほか、女性の横顔などを題材に、想像の世界を織り交ぜながら描いた=写真。
モノクロを中心に新作を含む約30点を展示する。グロテスクでありながらどこか愛らしい表情を併せ持つ作品が並ぶ。7日休み。
〔朝日新聞2007年2月1日(木)夕刊より〕

鈴木康生展〜木口木版画の世界
3〜11日の午前11時〜午後6時、名古屋市中区錦3のギャラリータマミジアム(052・957・3603)。テーマは『生命の始終』。
輪切りにした木の断面に、人物・カメレオン・古代魚などの絵柄を彫った「木口木版画」約30点を展示=写真は「12月-結晶」。水曜休み。
〔朝日新聞2007年2月1日(木)朝刊愛知総合版より〕
猪飼正銅版画展-魅惑のメゾチント-の会期中、展覧会会場におきまして、猪飼先生によるメゾチント技法の実演講座が随時開催されました。
猪飼先生は、「メゾチント技法は銅版画の中でも独特の版画技法で、その味わいも深く、とても魅力的な表現が可能です。制作には多少根気が要るので、この頃の人にはなかなかこの技法を伝えることができません。本展を通して、少しでも多くの方にこのメゾチント版画に興味を持って頂き、また、できれば後世にこの技法を伝えて頂けるような人材に出会うことができれば幸いです。」と述べられ、約40年にわたって猪飼先生を魅了してきたメゾチント版画に対するあつい思いを語られました。

身近な風景-心象画風に-知多の野辺田さん-中区で油絵展
知多市つつじが丘の洋画家、野辺田紀子さん(六四)の個展「自然のいのち」が九日、中区錦の玉水ビル二階「ギャラリータマミジアム」で始まった。十四日まで。
横百九十四センチ、縦百三十センチの大作「蔦(つた)2」「枯れ草の風景」から、ほぼB5判サイズの小品まで約二十点を展示した。身近な風景や静物を白、灰色と、細い線を多用した淡い色彩で心象画風に仕上げている。
野辺田さんは「生から死、死から生への循環を表現したかった」と話している。
(松本芳孝)
〔中日新聞2007年1月10日(水)より〕

野辺田紀子展-自然のいのち
1月9日(火)〜14日(日)、午前11時〜午後6時(14日は5時半まで)、名古屋市中区錦3丁目のギャラリータマミジアム(栄駅、電話052・957・3603)。
灰白色をメーンとした繊細な色使いで風景や人物を描き、「人間の内面世界」を追求する油彩画家。
今展は、「自然のいのち」をテーマに、120号の大作6点を含む18点を展示。ツタが塀をつたう様を描写し、その生命力を表現した=写真。表面的な美だけを描くのではなく、見る人の心を揺さぶるような作品を目指している、という。
〔朝日新聞2007年12月28日(木)夕刊より〕
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