作品ご紹介

羽衣

尾﨑ユタカ銅版画展「羽衣」

銅版画 187x78.5mm

ラブラドールの休日

尾﨑ユタカ銅版画作品「ラブラドールの休日」

銅版画 127x62mm

かたぐるま

尾﨑ユタカ銅版画作品「かたぐるま」

銅版画 73x73mm

Mio Figlio

尾﨑ユタカ銅版画作品「Mio Figlio」

銅版画 78x75mm

星のけっしょうせん

尾﨑ユタカ銅版画作品「星のけっしょうせん」

銅版画 98x49mm

Settantasette

尾﨑ユタカ銅版画作品「Settantasette」

銅版画 60x30mm

おてがみ

尾﨑ユタカ銅版画作品「おてがみ」

銅版画 85x56mm

野外制作 小説「ヴァルール」より

尾﨑ユタカ銅版画作品「野外制作 小説「ヴァルール」より」銅版画 92x70mm

展覧会のご案内

圧巻!人間業とは思えない技術で描かれた銅版画世界

尾﨑ユタカ銅版画展「羽衣」


 手のひらサイズの小さな銅版画を制作する尾﨑ユタカ先生は、ルーペを掛け、極細の彫刻刀ビュランを使って、作家自身の家族や身近な人々を彫り描きます。子どもたちが野球や剣道、釣りなどをしている様子や、人々の日常の何げない一こまを描いた作品は、観る人にしみじみとした懐かしい気持ちを抱かせます。

 今展では、尾﨑ユタカ先生のこれまでの代表作から、イラスト調で伸び伸びと彫り描いた新作まで、あわせて約40点を一堂に展示します。何卒是非ご高覧ください。

〔図版=『羽衣』 尾﨑ユタカ 銅版画 157x78.5mm〕


開催概要

展覧会名
尾﨑ユタカ 銅版画展「羽衣」
会期
2015年1月17日(土)~1月25日(日) ※21日(水)休み
開廊時間
午前11時~午後6時
会場
ギャラリータマミジアム ご来場案内
入場観覧料
無料
展示作品販売
展示作品は販売します。
出品作家
尾﨑ユタカ(おざき ゆたか)
展示内容
銅版画作品約40点
作家来場日
1月17日(土)予定

作家の言葉

今回の展覧会について

尾﨑ユタカ銅版画作品『日食』

 『子どもが生まれて、人生観が変わったのです。何でもないひとこまに非常に意味があると思うようになり、ごく自然に〈具象〉のイメージを描くようになりました。その時はもう少し大きな作品を制作していましたが、子どもがテーマになった版画がポンとできたのです。』

  『最近の公募展で見る版画は〈巨大化〉していますね、やはりコンクールという性格上展覧会場が広いため必然的にそうなったのでしょうが、ダイナミックで迫力はあるけれど、手にとって楽しんでいた版画本来の密度や持ち味が希薄になっていることに寂しい気がします。エングレーヴィングの魅力は大きな画面には合わないのです。また、小さなものにはそれなりの理があるはずですし、それが現代でも通用すれば嬉しいと思います。』

〔図版=『日食』 尾﨑ユタカ 銅版画〕

作品世界(美術評論家:日沖 隆 氏 2006年)

「しみじみ」「懐かしい」世界

尾﨑ユタカ銅版画作品「Mio Figlio」

 なぜか、しみじみとした懐かしい感情に満たされる。そして、子どものころがよみがえる。それがこの展覧会の魅力であり、絵の力なのだろう。

 尾﨑ユタカの銅版画は、昨今の大型版画ではない。逆に、手の中に収まるほどのミニサイズ。

 そんな小画面に、女の子、剣道少年、野球少年、犬、馬、釣り人らを凝縮。人の向こうには、流れ星が光る夜空など、自然宇宙が広がる。尾崎は、東京芸大の中林忠良の銅版画教室出身。

 モントリオール国際ミニアチュール版画ビエンナーレ展で最高賞を受賞。

 この個展では、エッチング技法(腐食銅版)で「ミラノの街」「コロッセオ」「サン・ピエトロ寺院」など、イタリア風景も展示している。

 他方で、「釣り少年」や、「ちびチャンピオン」の剣士、さらには、「少年野球」など、一生懸命ひたむきな姿を、ビュラン使用のエングレービング(ひし形の彫刻刀で直刻する銅版画技法)で表現。

 さりげないしぐさを精密に描く版画家だが、中でも最近作の「Mio Figlio」はイタリア語で、「息子よ」の意味。肩車する父と子の間に温かな交流を感じさせる。

 作家は1956年、山梨県生まれ。ギャラリータマミジアム(名古屋市中区錦3の24の12、玉水ビル2階)。電話052-957-3603。(美術評論家;日沖隆)

〔『名古屋タイムズ』2006年2月21日版「ぐるり展覧会」より〕

銅版画原版と専用彫刻刀を会場内で特別公開!

圧巻! 1mm幅に何本もの線が彫り刻まれています。

尾﨑ユタカ銅版画展

 写真は作品『剣道・日本』の銅版画原版です。縦85.5ミリ、横155ミリ、厚さ1ミリの銅板の中に、無数の線が彫り刻まれています。(尾崎ユタカ先生掲載許可済み)

 これを彫るのに専用の彫刻刀(「ビュラン」と言います。)が用いられますが、今回は特別に尾崎ユタカ先生が実際に使用しているこのビュラン(尾崎ユタカ先生オリジナル)を会場でご覧いただくことができます。この機会を是非、お見逃しなく!

尾﨑ユタカ・略歴

尾﨑ユタカ(Yutaka Ozaki)

尾﨑ユタカ銅版画作品「星の夜」1956年山梨県生まれ/1980年東京藝術大学美術学部絵画科油画銅版画研究室卒業/1993年第2回さっぽろ国際現代版画ビエンナーレ展(丸井今井/札幌)/第61回日本版画協会展(東京都美術館/1994年)/第70回春陽展(東京都美術館)/1994年第2回ぶどうの国の国際版画ビエンナーレ展招待作家部門(山梨県立美術館/1997年招待出品)/第4回ART BOX大賞展(麻布美術工芸館)/第39回CWAJ現代版画展(東京アメリカンクラブ/1996年以後毎年出品)/1995年この頃から日常的な世界の断片を小さな画面に繊細で力強い彫りで表現し、独特の世界を展開する/第9回ウッジ国際小版画展(ポーランド)/1996年第7回山梨県新進作家選抜展(山梨県立美術館)/第9回上野の森美術館・日本の自然を描く展(文部大臣賞受賞/上野の森美術館)/銅版画集『On the Earth』(ガレリア・グラフィカ)刊行/1997年第3回英国国際ミニアチュール版画展(~1998年イギリス巡回/2000年招待出品)/1998年第1回あおもり版画大賞展(青森)/銅版画集『星』(ガレリア・グラフィカ)刊行/1999年第33回山梨版画協会展(甲府・以降毎年出品)/第1回山本鼎版画大賞展(上田)/2000年現代美術の手法(5)大きい版画と小さな版画(練馬区立美術館)/2002年モントリオール国際ミニアチュール版画展(最高賞受賞/カナダ)/「線の迷宮(ラビリンス)」-細密版画の魅力-展(目黒区美術館)/2003年尾﨑ユタカ展「ラブラドールの休日」(ギャラリータマミジアム)/2005年尾﨑ユタカ個展「尾﨑ユタカ新作銅版画展」(ガレリアグラフィカ)/2006年尾﨑ユタカ個展「Mio Figlio」(ギャラリータマミジアム)/2015年尾﨑ユタカ個展「羽衣」(ギャラリータマミジアム)

〔図版=『星の夜』 尾﨑ユタカ 銅版画 114×54mm〕


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