作品ご紹介

望郷

渡辺裕司木版画展2013『望郷』

多色木版画・40×21cm

俄雨

渡辺裕司木版画展2013『俄雨』

多色木版画・32×67cm

みず緩む

渡辺裕司木版画展2013『みず緩む』

多色木版画・32×67cm

星降る街

渡辺裕司木版画展2013『星降る街』

多色木版画・24×56cm

暮れる

渡辺裕司木版画展2013『暮れる』

多色木版画・33×51cm

三保不二

渡辺裕司木版画展2013『三保不二』

多色木版画

遠野雪景

渡辺裕司木版画展2013『暮れる』

多色木版画

展覧会のご案内

失われつつある日本の風情を木版画に刻み込む

渡辺裕司木版画展2013『俄雨』

〔図版=『俄雨』 渡辺裕司 多色木版画…曽爾(そに)高原の俄雨 。曽爾高原は三重と奈良の県境にあり、秋になると一面がススキに覆われる。ススキの穂は日が沈む前のいっとき、夕日の逆光を浴びて黄金色にそまる。〕


 木版画家の渡辺裕司先生は、大地、空、山、海、雪、雲、星、月、草木などの自然をモチーフに、日本の素朴な風景を大胆な色彩と構成で表現する作家です。

 作品に描かれた心象的な風景には、軽やかさの中にも「心の平安」といった作家の願いが込められていて、観るものに安らぎを与えてくれるようです。

 本展では、作家が三重県の亀山に住んでいた頃に見た曽爾(そに)高原の俄雨など、自然が織り成す四季折々の風景を題材とした作品約30点を展示します。失われつつある日本の風情を、是非ご鑑賞ください。


開催概要

展覧会名
渡辺裕司木版画展『俄雨』
会期
2013年11月30日(土)~12月7日(土)※12月4日(水)休み
開廊時間
午前11時~午後6時
会場
ギャラリータマミジアム ご来場案内
入場観覧料
無料
展示作品販売
展示作品は販売します。
出品作家
渡辺裕司(わたなべゆうじ)
展示内容
木版画作品約30点
作家来場日
2013年11月30日(土)・12月1日(日)・6日(金)・7日(土)

渡辺裕司先生の木版画制作姿勢

日本の伝統的な木版画制作の流れを受け継ぐ

渡辺裕司木版画展2013『遠野雪景』

 浮世絵版画に代表されるように、数十版に及ぶ緻密な多色摺り版画が日本で秀れた作品になったのは、独得の和紙、バレン(版木に乗せた和紙をこする道具)、ブラシ、ハケ(色を版木に塗る道具)、桜や欅などの版木素材が良かった事、そして何より日本の多湿な気候条件が木版を摺る工程に最適であったことは周知の事実です。現在の私は、そんな日本の伝統的な流れを受け継いで木版画を制作しています。

 30年前に三重県から京都へ移り住んだのも、ひとつは彫師、摺師と云われる木版制作に係わる専門家たちの作業を間近に見たいと思ったからです。道具を大切にする心と、同じ作業を丹念に続ける忍耐を学び、多くの知識を得ました。 ・・・昔と違って今は絵の具がとても多種になり、色彩表現の可能性が無限に広がったのではないかと思います。今、私のテーマのひとつに間接的色付でどこまで深く美しい色が出せるか、遠い宙の青、長い年月が作り出す古代色、喜怒哀楽を色で、風景の形を借り、より美しい色を捜して埋めて行きたいと考えています。

 また、現在の様に物が無かった子供の頃、月や星に希いを託した想い、それは今も夜空を見上げる小さな人間を力づけてくれます。美しい星を追って村や街を旅して版画を創って行くのも、私の楽しい仕事です。

〔図版=『遠野雪景』 渡辺裕司 多色木版画〕

渡辺裕司・略歴

渡辺裕司(Yuji Watanabe)

渡辺裕司木版画展2013『暮れる』

1941年三重県生まれ/1963年木下富雄氏に師事・木版画を始める/1966年日本版画協会展初入選/1968年日本版画協会展奨励賞・準会員推挙/水彩協会展版画部最高賞/1984年期待の新人版画大賞展買上賞/1986年信州版画協会展知事賞/2003年イタリアを巡る/渡辺裕司木版画展『イタリア紀行』(ギャラリータマミジアム)/2005年「日本の華麗なる手仕事の世界展」(ギャラリーアリザリヌ/フランス・パリ)〔主催:山画廊〕/2007年渡辺裕司木版画展『雪積む町』(ギャラリータマミジアム)/『渡辺裕司木版画集-星の旅 星の詞』出版(著者:渡辺裕司/発行:山画廊 2007年)/2010年渡辺裕司木版画展『遠野雪景』(ギャラリータマミジアム)/2013年三重県亀山市の山中にあるわらぶき屋根の家から埼玉県へ移住/渡辺裕司木版画展『俄雨』(ギャラリータマミジアム)/現在:埼玉県在住

〔図版=『暮れる』 渡辺裕司 多色木版画 33×51cm〕


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