小林敬生木口木版画展-『蘇生の刻』|ギャラリータマミジアム

小林敬生木口木版画展|2012年5月5日(土)〜5月13日(日)〔※5月9日(水)休廊〕|午前11時〜午後6時

画集を刊行した木版画家の小林敬生(こばやしけいせい)先生による「蘇生の刻」をテーマとした木口木版画の展覧会をご紹介。

小林敬生木口木版画展-展覧会のご案内

私は大地を耕す如く、ひたすら版を彫って摺る。

小林敬生作品

 木口木版画家の小林敬生先生は、自らの制作姿勢について、次のように述べています。


 「人は額に汗し、糧を手にして生きて来た。私は大地を耕す如く、ひたすら版を彫って摺る。その制作姿勢を貫くことが、現代社会に対するメッセージであると考えている。」


 この言葉の背景には、なにかとてつもない作家の強い意思と使命感の存在を感じ取ることができます。


 この点について滋賀県立美術館学芸員の占部敏子氏は、このたび刊行された画集広報用のリーフレットの中で、次のように述べています。


 「林立する摩天楼と草木鳥獣魚虫が織りなす万華鏡のようなワンダーランド、錯綜する異空間が作り出す迷宮めいた世界。それは妖しくも幻惑的であるが、そこには自然の摂理に逆らい、自然を破壊し続ける現代文明への警鐘が、通奏低音として流れている。と、同時に、耳を澄ますと、そこには人間と自然の共生への祈りが密やかに囁かれているように思える。小林敬生が、何十年もかけて、版木と向き合い、人間と社会について、自然との共生について、地球の運命について思索を巡らしてきたことが、作品の中に結晶化しているのだろう。」


 本展におきましては、このような制作態度で臨む小林敬生先生の代表的な木口木版画作品約30点を展示し、作家のこれまでの画業の軌跡を辿りつつ、作品を通して今現在私たちが置かれている状況をも省みようとするものです。何卒是非ご高覧ください。


〔図版=『蘇生の刻-楽園(エデン)2011・A』 小林敬生 木口木版画〕


小林敬生木口木版画展-開催概要

展覧会名
画集『小林敬生木口木版画全作品1976〜2011』刊行記念
小林敬生木口木版画展-「蘇生の刻」
Keisei Kobayashi Exhibition 2012
展覧会会期
2012年5月5日(土)〜5月13日(日)
休廊日
5月9日(水)
開廊時間
午前11時〜午後6時
入場観覧料
無料
出品作家
小林敬生 (こばやし けいせい)
作家来廊日
5月5日(土)・6日(日)
展示内容
木口木版画作品約30点
パーティー
オープニング・パーティーを5月5日(土)午後5時から開催(参加無料)
トーク
ギャラリートークを5月6日(日)随時開催

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出版社コメント

画集『小林敬生木口木版画全作品1976〜2011』を発行した「阿部出版」様より

画集『小林敬生木口木版画全作品1976〜2011』表紙


 かつては図鑑や本の挿絵などでよく使われ、「紙の宝石」とも称されていた木口木版画。


 小林敬生は「鏡貼り」という独自の技法を用いることで、万華鏡のように広がる大画面の作品制作を可能にし、掌におさまる「宝石」から美術作品としての木口木版画の新たな世界を切り開き、国内外で高い評価を得ている。


 また、小林の木口木版画という精密な作品の中には、退廃と蘇生の相反するイメージが渦巻き、妖しく美しい世界は見る者の心をとらえて離さない。


 35年にわたる画業を詳細に記録し、1976年から2011年の新作まで含めた全作品359点を掲載した初のカタログ・レゾネは、より広く、深く進化を続ける作家自身を具現化したかのような、密度の濃い1冊となっている。


〔図版=画集『小林敬生木口木版画全作品1976〜2011』表紙(阿部出版/2011年10月発行)〕


画集データ

書名
小林敬生-木口木版画全作品1976〜2011-
Keisei Kobayashi Wood-engraving 1976〜2011
-Catalogue Raisonné-
大きさ
大型本 (寸法=29.6x22x2cm)
ページ数
213ページ (A4版ソフトカバー全215ページ)
テキスト
占部敏子
執筆者
辻 惟雄/建畠 晢/芥川喜好
作品図版
2色75ページ119点/カラー21ページ74点/全作品リスト2色図版359点
掲載データ
年譜/文献目録
発行
阿部出版
発行年月
2011年10月
販売価格
9,450円
その他
作家サイン入り (ギャラリータマミジアム販売分ご希望者のみ)

木口木版画家の小林敬生先生がご来場

オープニング・パーティー、そしてギャラリートークを開催!

木口木版画家の小林敬生先生がご来場

 木口木版画家の小林敬生先生が、展覧会の初日となる5月5日(土)と翌6日(日)にご来場されました。


 初日は午後5時からオープニング・パーティーが開催され、たくさんの方々にお越し頂きました。また、翌6日には小林敬生先生によるギャラリートークも開催され、好評を博しました。


 小林敬生先生は1976年から2011年までの全作品を掲載した画集と実作品を前にして、木口木版画に対するひたぶるな情熱と思索の跡、そして現代社会に対する深い洞察を来場者の方々に語られました。


 また、ひと目でそれとわかる温厚なお人柄を湛えつつ、その内心の奥底にある堅固なまでの反骨精神が垣間見える様子は、多くの来場者の方々を魅了し、作家と作品に対する関心を引きつけて離しませんでした。

〔写真=小林敬生先生(右)/2012年5月6日(日)・ギャラリータマミジアムにて〕



作家略歴

小林敬生 (こばやし けいせい)

小林敬生作品

〔略歴〕1944年島根県松江市生まれ/1968年インターナショナルデザイン研究所ビジュアルデザイン専攻科修了/1976年第7回版画グランプリ展(入選)※初めて木口木版画作品を発表。以後、木口木版画作品を中心に発表。/1978年日本現代版画大賞展(優秀賞)/第9回版画グランプリ展(優秀賞)/1979年木口木版画作家の城所祥、日和崎尊夫、柄澤齊、栗田政裕、山本進が1977年に結成したグループ「鑿の会」に参加/1981年第49回日本版画協会展(最優秀賞・会員推挙)/1982年第2回ソウル国際ミニアチュール版画ビエンナーレ展(グランプリ)/1983年東京セントラル美術館版画大賞展(佳作賞・買上賞)/1988年第29回優秀美術作品として『蘇生の刻S62-8』文化庁買上/1989年第3回和歌山版画ビエンナーレ展(優秀賞)/第19回現代日本美術展(ブリヂストン美術館賞)/第1回高知国際版画トリエンナーレ展(佳作賞)/ビエッラ国際版画賞1990(買上)/第16回日仏現代美術展(優秀賞)/1991年第4回和歌山版画ビエンナーレ展(買上賞)/大阪版画トリエンナーレ1991(主催者特別賞)/1993年第19回日仏現代美術展(佳作賞・サロン・ナショナル・デ・ボザール賞)/第2回高知国際版画トリエンナーレ展(大賞)/第5回和歌山版画ビエンナーレ展(買上賞)/1997年大阪トリエンナーレ1997-版画(銀賞)/2003年北京国際版画ビエンナーレ(銅賞)/2006年秋の叙勲にて紫綬褒章受章/2007年第13回山口源大賞受賞/2009年河内成幸・小林敬生木版画展「宇宙の詩・蘇生の刻」(ギャラリータマミジアム)/2011年画集『小林敬生木口木版画全作品1976〜2011』出版(阿部出版)/刊行記念展を全国で開催/2012年画集『小林敬生木口木版画全作品1976〜2011』刊行記念小林敬生木口木版画展「蘇生の刻」(ギャラリータマミジアム)

〔図版=『蘇生の刻-楽園(エデン)2011・B』 小林敬生 木口木版画〕



作品収蔵

大英博物館(イギリス)/ロイヤル・アカデミー・オブ・アーツ(イギリス)/アメリカ議会図書館(ワシントンD.C.・アメリカ)/東京国立近代美術館/愛知県美術館/北海道立旭川美術館/大阪府立現代美術センター/神奈川県立近代美術館/埼玉県立美術館/栃木県立美術館/和歌山県立美術館/広島県立美術館/島根県立美術館/徳島県立近代美術館/石川県立美術館/宮崎県立美術館/大分県立美術館/町田市立国際版画美術館/他

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