栗田政裕木口木版画展-『夜想・山想・空想』|名古屋の画廊ギャラリータマミジアム

栗田政裕木口木版画展-『夜想・山想・空想』|2010年9月18日(土)〜9月26日(日)〔※22日(水)休廊〕|午前11時〜午後6時

栗田政裕(くりたまさひろ)先生による夜想・山想・空想をテーマとした木口木版画の展覧会「栗田政裕木口木版画展」をご紹介。

栗田政裕木口木版画展2010

思わず息を飲む精緻な木版画の小宇宙!

栗田政裕作品

 栗田政裕先生(1952-)は、20代前半に木口木版(※1)と出会い、爾来その魅力にとりつかれて木口木版画の制作に没頭し、創作と研究を続けてきた作家です。1977年には木口木版画家の会「鑿の会(※2)」に結成メンバーの一人として参加し、戦後の木口木版画の復興にも貢献してきました。

 そして今日では、現代版画の中の木口木版画という観点から、これまでの木口木版画の既成概念を壊しつつ、新しい切り口から木口木版画の版表現の可能性を追求するようになりました。


 こうして栗田政裕先生の木口木版画には、創意工夫と試行錯誤が重ねられ、その版表現も多様化してきました。しかし、どんなに既成概念を壊そうとも、作家には堅持して離さないものがあります。それは、墨で黒く塗られた版面に刻まれた一本の線が、まるで宇宙の中に誕生した一条の光を想起させるような、木口木版の原点ともいえる世界です。版面に刻み込まれた無数の線は、作家の心象世界を精緻に照らし出す魅力に溢れています。この感動なしに、木口木版画の新しい版表現の可能性は無いといっても過言ではありません。

 本展におきましては、作家が思いを寄せる山岳風景や浪漫的な夜景、そして動植物を自由に空想した作品世界をご鑑賞頂き、作家が木口木版画を通して創出するイメージの源泉を辿ることができれば幸いです。何卒是非、ご高覧ください。

〔図版=『谷川岳・一の倉沢』 栗田政裕 木口木版画 163×119mm〕


栗田政裕木口木版画展-開催概要

展覧会名
栗田政裕木口木版画展-『夜想・山想・空想』
Masahiro Kurita Exhibition 2010 - woodcut
展覧会会期
2010年9月18日(土)〜9月26日(日)
開廊時間
午前11時〜午後6時
休廊日
22日(水)
入場観覧料
無料
出品作家
栗田政裕 (くりたま さひろ)
作家来廊日
未定
展示内容
木口木版画作品・他 約30点

モバイル版Yahoo!が、栗田政裕木口木版画展情報を配信中!

QRコード-展覧会「栗田政裕木口木版画展」のYAHOO!JAPANモバイル情報ページへGO!

気になる「栗田政裕木口木版画展」の情報をケータイで持ち歩こう!

ウェブ版Yahoo!は、http://local.yahoo.co.jp/detail/event/p10032769/

ギャラリータマミジアム・モバイルサイトは、最下欄のQRコードから!


(※1)木口(こぐち)木版

 木口(こぐち)木版とは、年輪のよくしまった堅い木(黄楊や椿など)を水平に輪切りにした面(木口)に、ビュランと呼ばれる彫具や鑿(ノミ)等で図像を彫り刻んで版を作る技法です。精巧な彫刻が可能なため、細密な表現に適しています。

(※2)鑿(のみ)の会

1977年、日和崎尊夫、山本進、柄沢齊、城所祥、栗田政裕らで結成された木口木版画家の会で、戦後に木口木版画を復活させた先駆的なグループ。1979年には小林敬生が参加。(敬称略)


栗田政裕先生語録

木口木版の魅力

栗田政裕作品

 まず版木の木目の美しさ、肌触りがいい。そして綺麗。材料の表面の美しさに惹かれる。

 木口木版はどうやって制作するかというと、まず版面に墨汁を黒く塗る。すると黒い宇宙ができる。黒く塗った版木をビュランで彫ると、闇の中から光が浮き上がってくる。…というか、絵なんか何も描いていないのに、一本の線から光を感じるんです。ただ線を引いただけなのに…。


 当初、木口木版画の世界はとても小さく、狭い世界に感じていました。しかし、版木をずっと見ているうちに、奥行きを感じ始めたんです。奥深い世界が見えたんですよ。当時は版画をやりたくても、将来の事を考えると不安の塊でした。そんな心理状態の中、木口に彫った一本の線が、気障な言い方をすれば、希望の光に見えたんです。その時直感で、「これは続けられる!」と思いました。作っているものがいいとか悪いとか、人の評価の問題ではなくて、この技法なら自分も楽しんで一生続けられると思いました。木口木版との出会いは、私にとってまさに衝撃的なものでした。

〔図版=『わたしの居る場所』 栗田政裕 木口木版画/文=栗田政裕〕

栗田政裕|略歴

栗田 政裕 (くりた まさひろ)

栗田政裕作品

1952年茨城県水戸市生まれ/1975年東海大学教養学部芸術学科美術課程卒業/1976年創形美術学校版画科研究科修了/創形美術学校在学中に木口木版画と出会い版画家を志す/1977年柄澤斎・城所祥・日和崎尊夫・山本進らと木口木版画作家グループ「鑿の会」を結成/1982年第50回日本版画協会展(50回記念賞受賞)/日本版画協会会員となる/1983年ザイロン国際木版画トリエンナーレ(スイス)/1989年現代茨城の美術展(茨城県近代美術館)/1993年日本の木口木版画展(板橋区立美術館)/1995〜1996年文化庁派遣芸術家在外研修員として渡欧(イタリア、フェレンツェ)/2002年第5回高知国際版画トリエンナーレ展(高知県立美術館賞受賞)/第8回鹿沼市川上澄生美術館版画大賞展(受賞)/2003年第16回富嶽ビエンナーレ展(佳作)/2004年北京国際版画ビエンナーレ展(受賞)/台日蔵書票交流展(特選受賞)/栗田政裕展「拡がりゆく宇宙」(常陽芸文センター)/ある美術学校の物語展(池田町立美術館/長野)/2005年現代の版画W「刻の力」(東広島市立美術館)/2007年DOMANI・明日展(損保ジャパン東郷青児美術館/新宿)/現代版画100選展U「物語のはじまり」出品(ギャラリータマミジアム)/2008年常総市まちなか展覧会「それぞれの風景」(常総)/2009年常総市まちなか展覧会「かわらないもの」(常総)

作品収蔵:日立市郷土博物館/水戸市立博物館/茨城県近代美術館/あいおい森林美術館/本間美術館/ニューサウスウエルズ州立美術館(オーストラリア)/高知県立近代美術館/神奈川県立近代美術館・他

〔図版=『剱岳・三ノ窓雪渓』 栗田政裕 木口木版画〕

著作権に関するご注意

こんにちは。たまたまです。よろしくね! このウェブサイトに使用されている作品画像の著作権は、その制作者である作家もしくはその著作権を譲り受けた著作権者に帰属します。無断複製・無断転載を禁じます。

サイトメニュー

オンラインWEBショップ

貸し画廊のご利用案内

展覧会のご案内

ギャラリータマミジアム概要

絵画・版画教室のご紹介

ウェブサイトツール

リンク

愛知県公安委員会許可美術品商第541160002600号

ギャラリータマミジアム・モバイルサイト・マルチ対応QRコード

ギャラリータマミジアム

〒460-0003 名古屋市中区錦3-24-12 玉水ビル2階 電話052-957-3603

Copyright (C) Gallery Tamamiseum. All rights reserved.