斎藤吾朗版画展-オルセー美術館版画作品収蔵記念|2008年9月20日(土)〜9月30日(火)※水曜日休廊|午前11時〜午後6時
斎藤吾朗先生の版画作品がパリ・オルセー美術館に収蔵されたことを記念して開催する展覧会、「斎藤吾朗版画展」をご紹介。

展覧会のご案内
このたびギャラリータマミジアムでは、斎藤吾朗先生の版画作品『パリ・テルトル広場』がフランス・パリのオルセー美術館に収蔵されたことを記念して、「斎藤吾朗版画展-オルセー美術館版画作品収蔵記念」と称した展覧会を開催致します。
斎藤吾朗先生は1973年、日本人で初めてルーヴル美術館から『モナ・リザ』の公認模写を許されたアーティストです。(公認模写した画家は歴史上これまでに62人。20世紀以降は、マルク・シャガールと斎藤吾朗先生の2人のみ。)
これにより斎藤吾朗先生は、画家として一躍世界に名声を馳せたアーティストとなりましたが、ユニークな版画を制作する版画家としても高く評価されていることを見逃すことはできません。
1995年にはハーバード大学芸術学部の特別講師(版画)として招かれたり、2004年にはその版画作品『おばあさんのモナ・リザ』がフランス・パリのルーヴル美術館館長室にも所蔵されたりするなど、その快挙は枚挙にいとまがありません。
本展におきまして、斎藤吾朗先生の世界観が色濃く反映された版画世界をご鑑賞頂き、いったいどこからその独特のイメージが湧いて出てくるのか、斎藤吾朗先生の造形思考の源泉を辿ることができれば幸いです。西尾の土俗性から生まれ、世界へと発信されていく斎藤吾朗先生の版画世界を、是非ご高覧ください。
〔図版=『パリ・テルトル広場』(オルセー美術館収蔵作品) 斎藤吾朗 版画 2006年〕
斎藤吾朗版画展-開催概要
パリ・オルセー美術館が収蔵 斎藤吾朗さんの版画作品

伊東市十足の池田二十世紀美術館・画廊レジェで開催中の伊豆新聞創刊六十周年記念展「斎藤吾朗 付け句で句伊豆・挿絵原画展」に特別出品されている画家で俳人の斎藤吾朗さんの作品「パリ・テルトル広場」(版画、平成十八年制作)がこのほど、フランス・パリのオルセー美術館の依頼で、同美術館の収蔵品となった。
同美術館はルーブル美術館とともにフランスを代表する美術館。斎藤さんは平成十六年には、代表作の一つ「おばあさんのモナ・リザ」(版画、平成十年制作)がルーブル美術館収蔵品となっている。
斎藤さんは昭和四十八年、パリで絵の修行中、日本人で初めてルーブル美術館から「モナ・リザ」の模写を許された。公認模写した画家はこれまでに六十二人いるが、二十世紀以降はマルク・シャガールと斎藤さんだけ。
今回の収蔵作は、今も多くの画家が集まるパリのテルトル広場に、ピカソやダリ、ユトリロやロートレック、レジェなど同地にゆかりの深い約四十人の有名画家たちが一堂に集まり、キャンパスに向かう姿を描いたユニークな作品。
斎藤さんは「テルトル広場の近くに一年住んでいたが、絵描きにとってはあこがれの場所。作品には思い出のダビンチと私も特別に入れた。オルセー美術館には、私が今回描いた画家の作品がすべて入っている。ルーブル美術館に続き、目標となる先輩たちの作品が並ぶオルセー美術館に、私の作品も並べてもらうことは絵描き冥利(みょうり)に尽きる」と喜ぶ。
同展は二月二十九日まで開催。休館日は水曜。時間は午前十時から午後五時。同展への入場は無料。写真=『パリ・テルトル広場』の作品と並ぶ斎藤さん=池田二十世紀美術館の画廊レジェで。
〔図版=『伊豆新聞』平成20年1月21日(月)※資料提供:斎藤吾朗氏〕
版画の制作過程からオルセー美術館に版画作品が収蔵されるまでを語る

9月21日(日)午後4時から5時までの1時間、斎藤吾朗版画展が開催されている展覧会場内で、斎藤吾朗先生によるギャラリートークが開催されました。
会場には40人ほどの聴衆が集う中、実際の作品を前にしてシルクスクリーン版画の制作過程がわかりやすく解説されました。
また、35年前に日本人として初めて『モナ・リザ』を公認模写した時の逸話や、ルーヴル美術館館長室とオルセー美術館に版画作品が収蔵された経緯なども併せて語られ、聴衆は斎藤吾朗先生によるユーモアたっぷりのトークに魅了されました。
〔図版=ギャラリートークをする斎藤吾朗先生:2008年9月21日(日)〕

斎藤吾朗版画展
30日(火)までの午前11時〜午後6時、名古屋市中区錦3丁目のギャラリータマミジアム(栄駅、電話052・957・3603)。
ルーブル美術館でモナリザの模写を公認されたり、レトログッズなどを展示する「ガラクタ美術館」を開設したりと、精力的に活動する画家。
今年1月、オルセー美術館に「パリ・テルトル広場」=写真=が収蔵されたのを記念し、シルクスクリーン作品40点を展示する。
生命力を感じさせる赤を基調に描くのが特徴。所狭しと描かれた多くの人物の中に、著名人や歴史上の人物がさりげなくひそんでいる。
新作を中心に、日本の風物や伝統を題材にした作品も。24日休み。
〔朝日新聞2008年9月24日(水)夕刊「展覧会」より〕
近作40点を展示 ギャラリータマミジアム「斎藤吾朗版画展」 30日まで

「斎藤吾朗版画展」が三十日まで、名古屋市中区錦三ノ二四ノ一二のギャラリータマミジアムで開かれている。
赤絵で有名な斎藤画伯は、西尾市在住。版画展だけというのは珍しいが、同会場での個展は二〇〇五年いらい三度目。
今回は、パリ・オルセー美術館の版画作品収蔵記念で、近作四十点を展示している。
斎藤画伯は「版を起こすことから、刷り上がりまで全部自分の手作り。ぜひご覧になって下さい」と話している。
〔写真=収蔵作の「パリ・テルトル広場」と斎藤画伯(会場で)〕
〔中部経済新聞2008年9月25日(木)より〕
斎藤吾朗 (さいとう ごろう)
略歴:1947年愛知県西尾市生まれ/1971年多摩美術大学大学院美術研究科修了/1973年ルーブル美術館にて日本人として初めて『モナ・リザ』を公認模写する/1974年第18回シェル美術賞展で2等受賞/1975年第43回独立展で独立賞および海老原賞を受賞/1977年国際ナイーヴ美術展(ユーゴスラビア)に日本代表として出品/1982年第50回独立展で50周年記念賞受賞/1986年斎藤吾朗個展(ニューヨーク/日本クラブギャラリー)/斎藤吾朗個展(ボストン/ジャパンソサエティ)/ハーバード大学芸術学部特別講師/1987年アメリカ個展帰国報告展(名古屋/丸栄美術画廊)(以後出品を重ねる)/1988年愛知県芸術選奨文化賞受賞/1990年斎藤吾朗個展(ニューヨーク/ジェインギャラリー)/1993年斎藤吾朗個展(ヘルシンキ・ギャラリーNOVO)/1998年アートポート国際美術展招待出品(フィンランド)/1995年ジャパンフェスティバル美術展(スリランカ)/1998年斎藤吾朗展「赤土・炎・夕焼け」(高浜市やきものの里かわら美術館)/1995年「風景の会」展出品(以後出品を重ねる)/1996年フィンランド国際美術展/1997年アトリエ公開作品展(自宅アトリエ)/1998年斎藤吾朗の世界展・『モナ・リザ』から赤絵『風土記』(池田20世紀美術館)/2001年『Asian Art Now 2001』(ラスベガス美術館・USA)実行委員長/2002年『Asian Art Now 2002』(ラスベガス美術館・USA)/『Asian Art Now 2002 - ニューヨーク・グラウンド・ゼロ路上展』実行委員長/斎藤吾朗版画展(ギャラリータマミジアム)/斎藤吾朗油絵展(イナガキ・コスミック・ギャラリー/幡豆郡)/2005年「故郷から世界へ」-海を渡った4人のアーティストたち-展(ギャラリータマミジアム)/ルーヴル美術館館長室版画所蔵記念「斎藤吾朗の版画世界展」(ギャラリータマミジアム)/2008年オルセー美術館版画収蔵記念「斎藤吾朗版画展」(ギャラリータマミジアム)
2008年現在:独立美術協会会員/ガラクタ美術館主
作品所蔵:ルーヴル美術館館長室(フランス)/オルセー美術館(フランス)/ハーバード大学(アメリカ)/コロムビア大学(アメリカ)/メトロポリタン美術館(アメリカ)/アートポート美術館(アメリカ)/愛知県美術館/おかざき世界子ども美術館/財団法人東日本鉄道文化財団/他
〔図版=『おばあさんのモナ・リザ』 斎藤吾朗 シルクスクリーン版画 (ルーヴル美術館館長室所蔵作品)〕
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