ココロを伝える木版画展|2007年11月24日(土)〜12月8日(土)〔※水曜日休廊〕|午前11時〜午後6時
木版画家の秋山巌、岩切裕子、大坂忠司、大塩紗永、御囲章、おかもとひろこ、加藤健、河内成幸、木村繁之、栗田政裕、栗本佳典、小林敬生、佐竹邦子、高垣秀光、高松久子、瀧秀水、玉置昇、萩原真樹、古谷博子、牧野浩紀、吉田正樹、渡辺裕司による木版画の展覧会「ココロを伝える木版画展」をご紹介。(敬称略)

展覧会のご案内
このたびギャラリータマミジアムでは、木版画界の第一線でご活躍されている幅広い世代の木版画家22名の作品を一堂に展示し、作品の中に彫り込まれ、摺り込まれてきた作家の「ココロ」に焦点を当てた展覧会を開催致します。
今日、私たちの身の回りにはパソコンやプリンターが急速に普及し、見た目の美しいデジタル印刷が一般の人でも簡単にできるようになりました。デジタル印刷はいつの間にか身近な印刷技術として受け入れられ、版やインク、紙にさえ触れることなく、印刷物を作ることができるまでになりました。
その一方、木版画のようにアナログ的な印刷技術もまた、親しみの在る印刷技術として私たちの身の回りに確固として存在しているのも事実です。下絵を手で描き、彫刻刀で木を彫り、版を作り、インクを調合して版に盛り、バレンを用いて紙に摺り、そして乾かす…。今日では一見、非合理的にも見えるこの印刷作業ですが、若い世代にも確実に受け継がれ、しかも、世代を問わず創意工夫が施され続けています。現代の木版画は自己表現の一つとしての様相を呈しつつも、作家と鑑賞者の間に様々な可能性を与え続けていることもまた、見逃すことはできません。
今なぜ、木版画なのか。木版画の何が私たちのココロを惹きつけるのか・・・。匠の技を超え、世代を超えたところにある木版画の魅力について、今一度皆様とともに検証致したく存じます。是非ご高覧ください。
〔図版=『潭』 萩原真樹 木版画 2007年〕
ココロを伝える木版画展-開催概要

ココロを伝える木版画展〜匠の技と世代を超えて
24日〜12月8日(水曜は休み)午前11時〜午後6時、名古屋市中区錦3のギャラリータマミジアム(052・957・3603)。
萩原真樹さん=写真は「潭(たん)」=ら木版画家22人の「ココロ」に焦点を当てた作品約55点。
〔朝日新聞2007年11月22日(木)朝刊愛知総合「展覧会」より〕

11月24日(土)と25日(日)、「ココロを伝える木版画展」が開催されているギャラリータマミジアムの会場内において、木版画凹版ばれん摺り実技講座が開催されました。講師には日本版画協会準会員で神奈川県在住の牧野浩紀先生をお招きし、2日間で約40名の受講生の方々に制作のヒントとコツを懇切丁寧にお教え頂きました。
この講座は当初24日の一日だけの開催予定でしたが、申し込み希望者が後を絶たず、牧野浩紀先生にご無理をお願いして名古屋に一泊して頂き、翌25日も開催して頂いたものです。
講座終了後、参加者の一人から、「木版画でこんなに生き生きとした線が表現できるとは思わなかった。今後はもっと研究して、自分の作品に活かしてみたい。」と意欲的な感想が述べられると、牧野浩紀先生はこれに応えるように、「もし次回があれば、今度は応用編として、更なる凹版刷りの技術や楽しさをお伝えしたい。」と述べられ、次回開催への意欲を示しながらこの講座を締めくくりました。2日間で3回にわたって開催されたこの実技講座は、どの回も定員を超えるまでになり、盛況のうちに閉幕となりました。 (写真右:牧野浩紀先生)
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