山田友造個展|2003年10月30日(木)〜11月4日(火)〔※会期中無休〕|午前11時〜午後6時(最終日午後5時)
YAG亀島美術研究所所長で洋画家の山田友造先生による初個展となる油彩画の展覧会「山田友造個展」をご紹介。

展覧会のご案内
山田友造先生はとても良いお方です。言い方はちょっとヘンですが、このように表現するのが、もっとも山田友造先生を言い当てているのではないかと思われます。おっとりと、急がず、空気のように、ふわふわと、それでいてまっすぐに理想を追い求め続けてきたのが山田友造先生です。東京藝術大学を卒業後、奥様と二人で始められた美術研究所では、絵の基本となるデッサンを余すところなく生徒に伝え、長年にわたり生徒たちの厚い信頼を集めてこられました。
しかし、「デッサンの神様」と称されながらも、ついにこれまで一度も個展を開くことがありませんでした。人生一筋縄でいかない理由は人さまざまですが、山田友造先生が壁にぶつかっては立ち止まり、遠い目をして何かを見つめる姿は、幾度となく敏感な生徒たちの眼に映りました。それでも山田友造先生は教鞭をとり続け、生徒たちとの心のふれあいを大切にしてこられました。それゆえ、素直な心の大切さを絵で表現できる本当に稀有な作家です。その山田友造先生が初個展開催を決意してから3年。教鞭をとりながら、弱音をはきながら(?)、その作家生命を取り戻すべく長い道のりを歩んできた展覧会を、是非ご高覧ください。
〔図版=『亀島風景』 山田友造 油彩画〕
山田友造個展-開催概要
ごあいさつ
還暦に遅れること5年、ではありますが、 これを機に初心に立ち還り、 制作に励みたいと思い、 初めて個展を開かせていただきます。未熟者の作品展、 ご迷惑かとは思いますが、 なにとぞ、ご高覧くださいますようご案内申し上げます。
2003年10月 山田友造

〔図版=『石垣の華』 山田友造 油彩画〕
これは、志摩の波切灯台の近くで咲いているアザミです。厳しい自然の中で強く美しく生きている姿が表現できればと思い、描き始めました。
山田友造個展によせて、つぎの漢詩作品が寄せられました。
偶然風雨驚花落 再起楼台待月明
「偶然に来た風雨に花は驚き落ちたが、建物を再び建て月が出るのを待とう。」
・・・この漢詩作品は、今回の個展が終わっても、また次の個展が今以上に発展したものになりますようにと願いを込め、お祝いの言葉として贈られたものです。
山田友造 (やまだ ともぞう)
1938年名古屋市に生まれる/1956年愛知県立旭丘高等学校美術課程卒業/1961年東京藝術大学美術学部油画科卒業/1964年第1回YAG美術展に出品(以後出品をかさね現在に至る)/2003年現在:YAG亀島美術研究所所長
〔図版=『ヒマワリのある静物』 山田友造 油彩画〕
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